こんにちは、そんあじです。
ちょくちょく話題に上がる「韓国でのぼったくり」。韓国語が分からない外国人を狙ってぼったくりを行う人や店がまだあるそうです。
前提として
日本だとぼったくりは夜の街などの特殊な場所でしか起こらないイメージです。
私は海外旅行は10か国ほどは行ってきましたが、韓国のみならず海外ではぼったくりはあり得ることのような気がします。
大変良いことですが、日本や日本人の感覚が平和すぎるといいますか…。
言葉や相場が分からない国の、特に現地人があまり行かない観光地で買い物するとなれば、どの国でも「ぼったくられるかも」という前提で買い物をした方が良いです。
韓国と言えども言葉が違う外国。
ぼったくりやスリに警戒したり、日本では起こりえないことを体験するのがある意味、どの国に行くにしても海外旅行の洗礼だと個人的には思っています。
お金の理解
韓国ウォンのレートは現状は大さっぱに「9」程度。
つまり、1万円が9万ウォン(=約9000円)くらいになる計算です。
厳密ではありませんが、『韓国のレシートや韓国の値札に書かれている数字から0を1つ消すと日本円くらい』と考えておきましょう。
例えば韓国の値札に「₩3000」とあれば、0を1個隠して「約300円」くらい、
「₩78000」であれば「約7800円」ということです。
現状は日本円より韓国ウォンのが価値が高い状態ですので、0を1個消すよりももう少し高いです。
しかし急いでいる時や、値札など見る際にいちいち計算機を出すのは大変ですので、目安としてお伝えします。
基本のぼったくり対策①:現地語で牽制する
もしその国の言葉が充分に出来るのであれば、その国の言葉で話しかけましょう。
ぼったくりは「言葉が出来ないからトラブルがあっても諦めるだろう」と思われて外国人が狙われやすいです。
そのため、話せる人は、韓国語が出来るんだ、という牽制をしておいた方がいいです。
基本のぼったくり対策②:応戦する勇気を
日本人は大事なところで怒らず穏便に済ませようとする方が多いですが、韓国含めて外国では何かあれば意見をはっきりと伝えます。
トラブルがあれば泣き寝入りはせず、その場で追及、必要に応じてキレるくらいの気持ちでいましょう。
海外ではトラブルの際は応戦しないと生き残れません…。だから疲れるのですが…。
韓国での喧嘩エピソードの一例として以下を(笑)↓

トラブルの最初は翻訳機を使ったり、拙い外国語で交渉しても良いですが、それでも「相手が悪いのに返金に応じてくれない」などの舐めた態度を取られるようであれば、韓国語や英語が出来ないから何も言わないのではなく、日本語で怒ればOK。
「ポリス!コール!ポリス!」とかでも良いですし。
「うわぁ、なんて言っているか分からないけど怒っている、これ以上は面倒なことになりそう」というのが相手に伝わることに意味があります。
タクシー
ぼったくりの起こりやすい場面としてタクシーがあります。
ぼったくり手口の例:
メーターを入れずに走り出し、料金は運転手のふっかけてくる言い値。
深夜料金だから、近すぎるから、チップ代込だから…などの理由をつけて、現地人とは異なる料金を払わせる。
韓国のタクシーにしては高額だと気付かずに払う、もしくは払えない額ではないのでそのまま払ってしまうというケース。
前提として、韓国のタクシー料金は日本よりは安いです。(それでも10年前よりかなり高くなりましたねぇ)
地域や深夜料金などでタクシー代は異なります。
ソウルだと基本料金と呼ばれる、いわゆる初乗り運賃は4800ウォン(=約500円)。
深夜22時から深夜料金になるため、6700ウォン(=約700円)ほどに上がります。
ぼったくり対策①:メーターを確認
走り出したらタクシーのメーターが動いているかを確認。
メーターが動いていなかったからと言い値を要求される場合があります。メーターは日本と同じで運転手さんの横にありますよ。
ぼったくり対策②:カカオタクシーを利用
カカオタクシーという配車アプリを日本にいる間にインストールしておきましょう。
あらかじめ出発地と目的地を入力すると、いくらくらい掛かるか料金が表示されます。
そのためカカオタクシーで見ていた料金と、運転手が請求してきた料金が大きく異なった場合は、あれ?と気が付くことができます。
事前に料金が表示されている以上は、運転手も露骨な遠回りなどもしにくいためにぼったくりを避けられます。
また、配車された時点でタクシーのナンバーや運転手情報も出てくるし、利用履歴にも残るためにいざという時に通報したり、クレームを入れやすいです。
ちなみに、韓国の車のナンバーは「13 마 3649」というような2桁+ハングル+4桁です。
ぼったくり対策③:空港からタクシー利用のつもりなら、予約もアリ
特に空港発で外国人でタクシー移動だと、慣れていないと思われてぼったくられる場合も多いです。
空港からタクシーと決めているなら、いわゆるハイヤー的なものを予約しておくのも吉。
グループ旅行や家族旅行なら、一人あたりの支払額として考えればそう高くないかもしれないので検討価値ありです。
楽天トラベルでいつもの楽天アカウントで予約出来ますので安心、楽天ポイントも貯まります↓ad
ぼったくり対策④:地図で確認
グーグルマップは国防上の理由から韓国ではほぼ使い物になりません。
ネイバーマップがおすすめ。日本語に設定も出来ます。
出発地と目的地を入れると、このようにタクシーの場合の目安運賃が出ます。

クリックするとさらに詳しい料金目安が出ます。

時間や経路などによって差が出る可能性があるのであくまで目安ですが、事前に確認してから乗車するのもおすすめ。
この運賃より明らかに高すぎるという場合など、おかしいと気付くことが出来ます。
ちなみにネイバーマップを日本語設定にするには、入力欄左端の三本線を押し、歯車マークの設定ボタンを押す。

この部分が言語なので、日本語に設定すればOK。

日本語になりました。

ソウル韓国でおすすめのホテル。明洞なので周辺でも遊べる。日系がやはりいいです。↓

化粧品屋
最近も昔からも、ぼったくりがあり得る場所です。
おまけをあげる、などで店内に呼び込まれて押し売られる。
セール価格だと言われるが、実際にレジで会計された時にはセール価格でない値段で決済されていたり、レジで1桁多く(3万ウォンのものが30万ウォンなど)で会計されている。
他にも、決済に失敗したからもう一回カードさしてなどと言われて二重決済される、
返金を求めても「セール品は返金や返品が出来ない」などと言われるなど。
観光地の化粧品屋さんはぼったくりがある所も。
明洞内のとある店にぼったくりられたというポストも最近話題になっていました。
明洞も~10年前くらいまでは、ぼったくりや強引な販売が基本、みんなそういうものだと思っていました。ここまで特定の店がぼったくりだと話題になるのも、周りの店がクリーンになったからこそですね。
ぼったくり対策①:観光地で日本語で近づいてくる人に注意
まず明洞や南大門などで、馴れ馴れしく強引な日本語で近付いてきたり、客寄せをしてくる店は、ぼったくりの可能性もあると考えておいた方が良いです。
上手な日本語に乗せられてあれよあれよと店内に連れ込まれ、怒涛の商品紹介など。
この時点で無言でもいいので退店することが重要。
じゃあこれだけでも…と1つだけ買おうとするのは逆効果。1個だと「逆に勿体ない10個買わないと!」「他もこれも!!」と押し売られます。
1個で済んだとしても会計の際に高い値段で決済される場合もあるので、会計をさせないことが大事。
ぼったくり対策②:レシートをもらう
韓国語でレシートは「ヨンスジュン(영수증)」。
最初に言ったように、0を1個消して日本円だとして考えて高額でないか確認しましょう。
レシートを渡すのを渋る時点で怪しいです。
日本のカードなどですぐに決済額を確認できない場合は、怪しそうな店では現金で払う、wowpassという、wowpass自販機で作れる観光客用のチャージ型デビットカードを使用するのも◎。
wowpassはチャージした額以上は決済できないですし、デビットカードなので決済後1分もしないうちに通知が来ます。

WOWPASS登録の際にはぜひこちらのコードつかってね。コードは「WR2E795H」
事前に「コード使います」などの連絡不要です↓

WOWPASSも、店名が出るわけではないのと、総額しか分からないため、合計金額が1桁多く決済されていて1万円の合計金額が10万円になっている!などのケースは気が付きますが、一つ一つの商品に少しずつ価格を上乗せしていたりすると気が付かない場合も。確実なのはレシートをもらうこと。
ぼったくり対策③:翻訳アプリを使用
グーグル翻訳やpapagoなどの翻訳アプリでは、写真を撮ると翻訳されるものがあります。
レシートの写真を撮ってアプリにかけると、なにが書かれているか分かります。
食堂でのメニューの写真を撮って翻訳などにも使えるので、無料アプリなのであって損なし。
美容皮膚科や美容整形クリニック
日本でも悪質なエステやサロンなどでも見られますね。
度を越えたアップセル。
断っているのに、やろうとしている施術よりもさらに高い施術や、他の施術をしつこく勧めたり押し売りしてくる。
契約しないと帰れないような雰囲気を出すなどして無理に契約させるなど。
アップセル自体は悪いことではないです。クリニックもビジネスですから、一つでも多く売ろうと営業されるのも分かります。納得して自分がやりたいと思うのであれば、行えばよいです。
問題なのは営業の度を越えたような断っているのに続くしつこい勧誘や、契約しないと帰れない、契約しないと嫌な雰囲気を出すなどの場合。
ぼったくり対策①:雰囲気を恐れない
嫌な顔や態度をされたところで気にしなくてOK。
嫌な雰囲気を出して契約させる、というぼったくりの手法です。
他の施術も契約しないと、今契約しているのも雑に施術されるかも?と心配になって契約してしまう方もいると思います。
希望した以上の施術を勧めてくるのは医者ではなく、室長と呼ばれるような人やスタッフの人です。
いちスタッフが「あの人、アップセルしてくれなかったからわざと雑に施術しておいて」と医者にいちいち伝えるとは思えません。
韓国の美容クリニックのあの忙しく、バタバタの様子を見ていると、毎日何十人も来る患者一人一人に対してそんな申し送りをするほどの暇はなさそう。
ぼったくり対策②:やりたくないと言う
今度考えます、考えておきます、などの曖昧な断り方だと向こうもプロなので「今度ではなく今契約した方が安いです」「ではこちらならやりますか?」「これより少し安いプランもあります」など別の手法で勧誘されるだけ。
やりたくないです、この施術のみやります、の一点張りでOK。
韓国での美容クリニックの体験記はこちら↓

ぼったくりにあったら?相談窓口
・観光案内所
観光地であれば、観光案内所があります。駅の近くにある場合が多いです。

・観光案内さん
他にも観光地にはこのような格好の観光案内の方が立っているので、道案内などはもちろん、ぼったくり相談なども可能。日本語が出来る方もいます。

・タサンコールセンター 120
神電話です。旅行でのトラブルはもちろん、韓国留学中のトラブルなども相談できます。
私も留学中に、リコール商品を返金してくれない業者のおじさんと揉めた時に日本語で相談し、通訳しながら一緒に電話で闘ってもらったりしました。
時間帯によっては日本語可能な人がいない場合もあります。
・1330 観光通訳案内& 観光苦情申告
電話はもちろん、インターネットを通してのクレーム申告などが出来ます。
1330観光通訳案内 : 韓国観光公社公式サイト「VISITKOREA」
未然に防ぐ、解決は韓国内で
被害の返金などを求めるのであれば韓国国内にいる間に行いましょう。
しかし、コールセンターなども土日が休みなどで旅行期間中に韓国内で解決するのが難しい場合もあります。
ですので、ぼったくりに遭わないように未然に防ぐのがより大事。「ぼったくりはあり得るかも」という前提で行動するのが大事です。
楽しい旅行になりますように。以上、そんあじでした。


