スポンサーリンク

【韓国ソウル弘大】戦争と女性の人権博物館

韓国旅行

こんにちは、そんあじです。

韓国にある博物館に色々行っています。

【韓国で博物館に行く】ソウル市内のアクセス良し!観光で行けるおすすめ博物館。観覧料は無料
こんにちは、そんあじです。ソウル市内にある博物館に旅行中、留学中色々通っていました。韓国史専攻の私がおすすめするので歴史系の博物館、どうしても近現代史に興味があるのでおすすめに偏りがある点はご了承ください。また今回は博物館...

(本記事や弊サイトは広告を含みます)

スポンサーリンク

受付

私設の博物館のため、入場料が5000ウォン(約500円)でした。

受付で支払い。wowpassでの支払い可能でした。

どの国から来たかを聞かれ、日本だと答えると日本語の音声ガイドを渡されます。

受付の50代くらいの穏やかな女性は英語ができるようでした。

訪問している方たちは?

訪問者は私が行った時には、テレビ取材用のような大きなカメラを持った韓国人かアジア人の男性2人組、西洋人の女性1人、西洋人の男性1人、日本人女性2人組が来ていました。

営業時間

営業時間は10:00~18時までですが、以前に17時20分ごろに訪問した際には閉まっていました。最終入場時間が17時までですのでお早めに。

日曜と月曜は休みです。

場所

弘大(ホンデ)です。

弘大入口駅と望遠(マンウォン)駅の間くらいでしょうか。

ホンデから徒歩18分、タクシーだと6分、バスです。バスは色々ありますが、マポ15というバスが降りてから徒歩4分と1番近くまで行きます。

大通りから、この黄色い矢印の看板の坂を上がっていきます。かなりの坂。

坂に行くまでの壁画にも女性の人権関係の絵が。

建物の壁面には黄色の蝶。これがモチーフでもあります。

このかなりの坂を上がると、入口はこちらの鉄の扉。

すぐ目の前に受付の人がいるわけではないので緊張しなくても大丈夫です。

展示内容

有料施設のため、写真や内容を全てお見せすることができません。

今回は公式サイトにも載っていた展示のみは公開しても良いものと考え、写真も掲載します。

全てではありませんが、印象的な展示の感想だけ。

砂利道

博物館内に入って屋外に出るとは。

空間の使い方が一般の博物館と違ってびっくり。

ここに砲弾や砂利の音がスピーカーから大音量で流れています。

そもそも慰安婦を語る際に、戦場という前提を忘れていることに気が付かされました。

軍の関与などばかりが注目されますが、そもそも慰安婦を論じる際に、中学生くらいの年齢の未成年が戦場にいる異常さを意識している人はどのくらいいるでしょうか。

爆撃の音、軍人の近付いてくるザッザッと踏みしめる砂利の音は、真昼間でただのスピーカー音声であっても、怖くて抜け出したい気持ちでした。

性別、年齢問わず、砲弾の音がする空間に居たいという人はいないはずです。

そもそも男女年齢問わず、戦地に行くことになる戦争自体がおかしいです。

慰安婦に関していえば、

「戦地そばの軍人が居るような場所を外国含めて場所を転々としながら慰安婦として過ごし、いつ帰れるかも決まっていない」とハッキリと説明されたうえで、それでも行きたいと志願する人はどのくらいいるでしょうか。

となると、させる内容を偽る(工場勤務だと言うなど)、危険性を過小に説明したり内容を伏せる、断ると不利になることを伝えて実質断れないようにする、強制的に連れて行く、ということになりそうでは。

そのため、当時の慰安婦たち全員が内容や報酬、勤務地、勤務期間等が明記された契約書を見た上で契約しているとは考えにくい。

これらの点から踏まえて、「現代の風俗業の人たちと同じ」という論理は成り立たないのでは無いかと個人的には思います。

(現代の風俗業の実情は不明ですし、現代も人権問題でありますが。)

地下室

うつむいた少女たちの絵を横目にこの細い路地を進むと、地下に降りる階段が。

下り階段には、何人かの慰安婦が連れて行かれた場面を描いたいくつかの絵が展示されています。

「暗い場所に今から下って行くんだ」という暗示だと思われます。

地下室は暗く怖い雰囲気。到着した女性たちの気持ちを暗示していると思われます。

地下室ではチケットに印刷された慰安婦女性のエピソードが映像で流れています。

沖縄で過ごした慰安婦の方でしたが、アメリカ軍上陸の際にも沖縄にいたようです。

原爆も同様に、戦時中の日本には日本人被害者だけでなく外国人被害者がいました。

壁の左側には慰安婦と名乗る女性たちの若い頃の写真と、右側にはお年寄りになった写真。

間には砂利と若い頃の靴がポツリと置かれており、左から右への間の失われた時を表していると思われます。

上りの階段

本館(?)に戻り少しホッとしました。

地下から上がる階段の壁には慰安婦の言葉がレンガに刻まれています。日本語、韓国語、英語。

「私が生き証人なのになぜ日本政府は証拠がないと言うんだ」と刻まれたレンガ。

このような悲痛な叫びから、階段を上がるごとに未来のために語ると決心した慰安婦の言葉へと変わっていきます。

「子供たちは平和な世界に生きなくてはなりません」

レンガの言葉は上り階段は現代や未来に向けて、を暗示するように考えて配置してあると思われます。

展示室

普通の博物館の雰囲気。パネルがあり、ガラスの中に展示物が。

慰安所を点で示した地図も大きく展示。日本、韓国、中国、台湾、東南アジアだけでは無いです。パッと見るだけでも点々が多いです。

資料上確認された慰安所、近隣住民の証言による慰安所、などに色分けされています。

他には慰安所で使われたとされる避妊具や、慰安所に行ってきた日の日本軍人の日記帳などが展示されています。

音声ガイドもありますが全ての展示物の細かい説明はなく、パネルは韓国語のみでした。

パネルはよく提起される争点に反論することを意識して作られているようでした。例えば「日本軍慰安婦制度の「強制性」」などの項目。

慰安婦一覧

今までに日本軍慰安婦だったと名乗る女性たちの顔写真や、どこの慰安所にいたかなどの情報が一覧となりパネルに。

韓国人以外の国の日本軍慰安婦と名乗る女性たちも載っていました。

水曜集会

日本大使館の前で今でも毎週水曜に行われている水曜集会と呼ばれる、慰安婦支援団体のデモを紹介。

パネル説明や、実際の集会映像なども流れていました。

水曜集会の映像を観ているような向きで、あのベンチに座っている有名な慰安婦像も置かれていました。

ベトナム戦争の展示

屋外の地下ではベトナム戦争により韓国軍から被害を受けた女性たちの展示がありました。

このように自国の加害部分も展示するのは良いことですね。

現代の取り組み

一階の受付前に戻ってきました。動線が面白く作ってありますね。

ここでは日本政府の現代の主張の流れや、現代の人権侵害問題や取り組みなどについて書かれているパネルがあります。

寄付すると黄色の蝶々の台紙をもらえ、蝶にメッセージを書いて館内に貼ることが出来るようなコーナーもありました。

ミュージアムショップ

音声ガイドを返す際に、屋外展示(ベトナム展示)も見ましたか?と聞かれます。

おそらく気がつかないで見逃して帰ってしまう方が多いのか、訪問者みんなに同じように声をかけていました。

受付横に小さな棚があり、モチーフの黄色い蝶のグッズや、あの壁のレンガ風のマグネット(?)などが販売されていました。

パンフレット

チケットには慰安婦女性が一人。チケットと最初の展示映像が連携しているようで、このチケットに書かれた女性に関する説明が流れるようになっています。

チケットごとに書かれている女性が違う方なら、観られるエピソード映像が違うということ。再訪した人も飽きないようにしているのかなと思います。

いただけるパンフレットには、日本語もありました。

1番右側のものはご自由にどうぞから頂いたパンフレットです。

特別展示

慰安婦だったと名乗り出ている金福童さんの追悼展示。

水曜デモ含めて海外でのデモや講演会にも積極的に参加していた様子などの映像や、着ていた服、海外での講演会などに参加した際の航空券の展示がありました。

荷物棚

受付横の棚に荷物を置けました。

ロッカーや鍵付きなどではなく、普通の棚。

受付の方の目の前とはいえども貴重品は持って行くようにした方が良いかもしれません。

アクセスなど

詳細は以下のパンフレットをご参考に。

こちらの木村先生の本はおすすめ。木村氏の本は日韓や韓国について、初めてでも、研究者でなくても読みやすく分かりやすい本ばかりで入門にもおすすめです。