こんにちは、そんあじです。韓国留学をしたいが親が反対している方もいらっしゃるかと思います。
大事なお子様が海外に一人で住むから心配、英語圏でないから将来性などに不安がある親の気持ちもよく分かります。
正直、韓国留学したことのある日本人や韓国語が話せる日本人は今どき珍しくもないので、それだけでは帰国後の就職が有利になるのはかなり難しいかと思います。(プロで通翻訳出来るほどのレベルまで極めれば分かりませんが)
それでも行きたい気持ちがあるのなら、頑張って説得しましょう。
説得の際に自分の気持ちを整理することは、ワーホリの活動計画書、韓国などの大学などへ出す願書や就活の自己紹介書などで、のちのち活かすことが出来ます。
なぜ韓国か
アメリカから中国など、数ある外国の中からなぜ韓国を選ぶのか?
また日本でなくて、それを韓国でやるべきだと考えているのか?を話しましょう。
NG表現「韓国語を学びたい」
→韓国語を学びたいだけなら、日本で学校や仕事帰りに近所の韓国語教室に通う方が費用も労力も安く済む可能性もあります。それなのになぜ韓国へ?となってしまいます。
語学力を身につけるのと同時に「韓国でこんな経験をしてみたいと考えている」と現地で得られる経験も話してみるといいかもしれません。
語学力
韓国に渡って韓国語の習得を目標にしている方が多いと思います。
その際は今の自分の語学レベルと、韓国生活を経て目標とするレベルを数値で示すのが説得時にはおすすめです。
まずは韓国語学習者はほぼ知っている(?)「韓国語能力試験TOPIK」も、韓国語学習者でない親だと何級が最上級なのか、〇級が何が出来るレベルなのかは知らないはずです。
TOPIKサイトには、このように各級合格だとどのような語学レベルなのかが文章で説明されています。
以下は例としてTOPIKの読解のレベルが書かれています。他の聞き取りなどの基準はTOPIKの公式サイトでご確認ください。


例えば「私は今は自己紹介が出来る程度の韓国語力だけど、〇年で、この4級くらいの韓国のニュースや新聞がある程度理解できるレベル以上になりたい」など。
また韓国の語学堂も多くが1~6級までです。
TOPIKの各級レベルと、語学堂の各級レベルは完全に一致はしないかもしれませんが「語学堂〇級まで目指したい」などと話すときに、この表が参考になるかもしれません。
NG表現「日常会話レベルになりたい」
→日常会話レベルという基準はかなり曖昧です。また個人差があります。
私は韓国の大学院を出ました。例えば私は韓国で一人で病院には行けますが「傷口がじゅくじゅく膿んでしまった」など日本語で思い描くニュアンス通りパッと韓国語で言えません。
曖昧な表現でなく、「何級合格を目指している」や、「語学堂の〇級まで通うつもり」などと話すと良いと思います。
安全面
親が反対している場合の大きな理由が、この安全面ではないでしょうか?
一人で海外で住まわせるとなると、親としても最も心配な部分です。
特に住居です。韓国に住んだことが無い場合や韓国語がまだ十分でない場合は、日本語可能な不動産屋や留学エージェントに家探しをしてもらうのも良いと思います。もちろん料金は掛かりますが、安全料として払うのも初心者さんには悪くないかと思います。
また特に未成年の方などは学校の寮がおすすめです。学校の管理下である点、学校の敷地内にある点、その学校の学生しかいないので身元が知れている人しか住んでいない点など踏まえ、保護者の方には安心してもらえるかと思います。
住居については以下の記事もご参考ください。


NG表現「家賃が安い場所を重視する」
→日本もそうですが、安いのは安いなりに理由がある場合があります。
特に女性の方や未成年の方で周りの人が反対するのは治安や身の安全を心配している場合が多いと思われます。
韓国滞在の費用で最もネックなのが家賃ですから安く住めるに越したことはないですが、その場合は「オートロックがついている」「このような場所で人通りが多く明るい」などときちんと説明することが大切です。
NG表現「とりあえず行ってから決める」
→韓国住み経験者さんは良いかと思いますが全くの初心者の方だと厳しいかも…
親も日本にいるうちに家が決まっている、と話すとOKしてくれる場合もあるかもしれません。
行ってから決めたい場合は「〇日間はホテルのどこどこで滞在する。」「初めの〇か月は寮に入る」など、とりあえず行ってすぐの滞在地に困ることは無いと伝え、とりあえずの滞在地を確保しましょう。
学校・学部
大学などに入学の際は、日本か海外の学校かを問わず、親としてはなぜその学校や学部を選んだのか知りたいはずです。
学校のサイトに入ると、その学部で開講される予定もしくは以前開講された講義の名前や、教授や先輩たちがどんな分野の、どんな研究や勉強をしているのか紹介しているページがある場合が多いです。
それを見ればその学部に入ったらどんな授業を受けてどんな勉強が出来るのか確認できます。
費用面
学費がどのくらいなのか、住む場所や生活費でいくらかかる予定かを計算しましょう。
学費や寮費は学校のサイトなど確認すれば載っているはずです。かかる生活費も、ブログなどで紹介されている方が多いです。
韓国に住む際の初期費用についての自分の試算結果ですが、こちらの記事も良ければご参照ください。


今の貯金でまかなえるのか。親からの支援が必要なのか。出してもらった学費などは返すつもりなのか。など話すと良いかと思います。
NG表現「なんとかなる!」
→韓国ワーキングホリデービザ取得条件として、日本円で約50万円の銀行の残高証明が必要だったかと思います。(帰路の航空券も買っている人は30万円?)これは各領事館で異なるかも。
また私は大学院入学の際にも残高証明出しました。(自分の行きたい学校は必要か、いくら必要かは各自ご確認ください。)
語学堂の学生さんの多くも許可が下りればバイト可能ですが、許可が下りる最低条件が入国6か月経ってから?だったかと思いますので、入国後すぐにバイトで稼げるわけではありません。
長期ワンルーム入居を考えている方は入居に際して保証金で何十万~100万円近く最初に払う場合が多く、残高証明に50万円あったとしても保証金ですべて手元のお金がなくなる可能性もあります。
時期
韓国に渡る時期は各々の都合やご家庭の都合がありますね。
もし学生であれば中退などでなく、出来れば卒業などしてから渡るのをおすすめします。(もちろんいじめなどで学校に通うのが苦しくて仕方ない方などは話は別かと思います。)
語学堂の中などでは関係ないかもしれませんが、韓国社会や学校の外の韓国人の大人からは、日本に居る時よりも「自分の社会的ステータスや学歴などで判断されている」と感じることも多々ありました。
また大学などなら開講時期が決まっているのでそれに合わせますが、そうでない方で時期を選べるなら暖かい時期の渡韓がおすすめです。
始めに日本から初めて持っていく荷物は多くなりがちですが、これが冬だと冬服や防寒具などで、かさばって余計に荷物や荷物のかさが増えます。
また韓国の冬は最高気温ですらマイナス気温になる日も多々あります。
最初は生活用品を買うためや外国人登録証を作るためなどやむを得ない外出が増えます。これが雪や道が凍っていてマイナス気温だと大変なので季節がよい時期がおすすめです。
百聞は一見にしかず
ここまで一生懸命説得しても、やはり耳で聞くよりは目で見て納得してもらう方が理解が早いです。
語学堂や学校のサイトには学校内の雰囲気が分かる写真が載っていますし、最近ではYouTubeなどで学校の雰囲気を紹介しているVLOGなども多いですから写真や映像一緒に観てみてはいかがでしょうか。
一番良いのは、一緒に韓国に行って住む予定の街や学校を見てまわったりできるといいですね。
また私の場合は、入学予定の韓国の学校の教務課に私が韓国語で質問をしているところを偶然見られてたことが、親に韓国留学に納得してもらう大きなきっかけになりました。
実際に韓国のネイティブの先生に電話して自分で韓国語で質問が出来ている姿を目の当たりにすることは、いくら「試験で6級受かっています」と数字だけで伝えるよりも納得がいったようです。
おわりに
反対を押し切って韓国に渡るのも自由ですが、区役所に行ってもらって日本の書類を取り寄せてもらう、日本から荷物を送ってもらう、日本に帰った時に実家に泊まらせてもらう、などで親に頼らないとならないことも結局いくつかあります。
行政の書類なんかは、友人はNGで家族のみ代理申請OKというものが多いですね。
そのようなときにも手助けしてもらえるように、納得はしてもらえなくても自分なりに説明することは大事だと思います。
頑張ってください!以上そんあじでした。
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